北村歯科医院 KITAMURA  DENTAL  CLINICK 服部 信一

佐賀:歯科医院【一般歯科 小児歯科 訪問診療 口臭 歯周病 いびき 無呼吸症候群 ドライマウス 咀嚼】

摂食・えん下障害とは?

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診療方針 歯学博士
口臭・歯周病 口臭外来治療研修医
いびき・無呼吸症候群 睡眠用マウスピース インストラクター(YK式)
ドライマウス(口腔内乾燥症) 日本ドライマウス研究会認定医
呑気症
摂食・えん下障害
訪問診療

あなたの家まで診療に伺います! 訪問診療 日本口腔ケア学会認定医介護支援専門員(ケアマネージャー)
噛むことの重要性ご存知ですか!? 咀嚼(そしゃく) 日本咀嚼学会咀嚼指導士日本顎口咬合学会認定医日本歯科理工学会認定医
お問い合わせ 0952-30-5232 佐賀県佐賀市神野東2-5-26
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急患受付可
食事は生きていく上で重要な活力となります。
当院では、よく噛んで食事が出来るよう大切な歯のケアはもちろん、食べるために必要な器官(舌・唇・のどなど)の神経や筋肉の機能向上、見た目も良く美味しい介護食の支援にも力を入れています。
 

摂食・えん下障害

摂食・えん下障害』とは、食べるための器官(舌・唇・のどなど)の神経や筋肉が老化や麻痺などによって上手く動かず、ムセたり、噛めなかったり、うまく飲み込めなかったりすることをいいます。
口からの食事が出来なくなると、『点滴』や『胃ろう』といった栄養投与が必要になります。
右下の図は、平均生存日数を栄養摂取方法別にグラフ化したものです。

 
【写真4】

上記の結果には、小腸の中の『絨毛(じゅうもう)』の働きが関係しています。
本来、絨毛の機能は栄養を吸収したり、細菌が入り込むのを防ぐ働き、免疫力を向上させる働きがあります。
経口の場合、絨毛は口からの食事により、刺激を受け発達し栄養を効率よく吸収します。
逆に、点滴・胃ろうの場合、絨毛が縮んでしまい上手に栄養を吸収できなくなり、免疫力すなわち抵抗力あ低下することが動物実験で証明されています。
口から食事をすることは、長生きする秘訣にもなっているのです。


 
対処法@ 器質的口腔ケア

消毒、高い殺菌力を持ちます。
詳しくははコチラ
診断:歯や歯ぐきの細菌や汚れがある
目的:むし歯と歯周病を予防する
処置:歯や歯肉を歯ブラシする口腔ケア
 
対処法A 機能的口腔ケア
  
診断:舌や口蓋(上あご)に汚れがある
目的:誤嚥性肺炎を予防する(誤嚥性肺炎によると考えられる発熱を改善する)
処置:舌や口蓋の粘膜ケアをする口腔ケア
 
  
【普通の義歯】 【舌摂食補助床】 【舌摂食送り込み】
舌の機能が低下すると舌が口蓋部(上あご部)に接触することが不十分になり食品を後方に送り込むことができなくなる摂食えん下障害がおこる。そのため検査後、口蓋部に床を盛り足し、舌の接触を助ける舌接触補助床を製作し、舌機能の回復をはかる。
 
  
秋広朗昭先生
パタカラ開発者と
パタカラ使用中
  表情筋は、内臓筋が頭部に伸びて顔の前面を覆って現在の表情筋になりました。表情筋とは、まばたきや口を閉じたりといった日常的な動作や多様な表情を形成する顔面にある20数種類の筋肉の総称です。
内臓筋由来なので副交感神経と関係があり、刺激を与えることで自律神経系にも働きかけることができます。この事から、摂食機能障害の改善のほか、右側前頭葉血流の改善にも力を発揮します。
この右側前頭葉の血流が良くなることの効果として認知症の改善や失った身体機能の改善、寝たきりの予防などの事例が報告されております。
また自律神経の活性化による効果も期待できます。
 
【パタカラ使用前】 【使用2ヵ月後】
表情筋全体をしっかりエキササイズできれば右側前頭葉の脳血流が増加し、脳環境を改善させます。効果が出難い従来のリハビリより改善効果が出てくるようです。要は、口元や舌の筋組織への負荷が求心性刺激となって、その刺激が壊死した脳組織にバイパスを作り遠心性刺激となって麻痺側の運動を回復させることになります。